本日の市場
株価指数
日経平均株価:26,491.97(+320.72)
TOPIX:1,866.72(+14.98)
米国の長期金利下落を受けて、半導体やグロース等どいった銘柄が買われる結果となりました。この他には海運や化学品、サービス株などが堅調な動きとなり、対して保険や銀行、不動産等といった銘柄が売られる結果となりました。
為替相場
1ドル=134.51円
1ユーロ=141.55円
(午後5時時点)
昨夜発表された製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果を受け、景気減速の見方が広まり、米国の長期金利は3.1%程度に下落しました。これを受け市場は円買(ドル売)の方向性となりました。
来週は30日に個人消費支出、7月1日にISM製造業景観指数の発表があり、週の前半はこれらを控えた動き、発表後は結果に左右される動きとなりそうです。
ニュースレビュー
Amazon、宇宙での端末遠隔操作に成功
アメリカのアマゾン・ドット・コムがISS(国際宇宙ステーション)内の端末を地球上で遠隔操作することに成功しました。
日本は宇宙産業で遅れをとっている為、未だ実感は湧きづらいかもしれませんが、最先端であるアメリカではこのような取り組みが盛んに行われており、『宇宙』というものがより身近なものになる日がどんどん近づいています。
更に今回の実験結果を元に、月や火星探査にも応用を進めていきます。
iPhone端末をレジとして使用
アメリカの大手決済会社のブロックは2022年後半を目処にiPhone端末をレジとして使用できるようにすることを発表しました。
これにより、現在使われているレジを置く必要がなくなり、店側のコスト削減とPOSシステムと連動させることで在庫管理等もしやすくなります。
今後、iPhoneを決済端末として使用することが増えてくるとキャッシュレスの流れがより加速していくことが予想されます。
Netflix、2度目の人員削減
アメリカの動画配信大手であるNetflixが5月に続き2度目の人員削減(300人)を行いました。
コロナ禍で急速に売上を伸ばしましたが、足元は売上が伸び悩んでおり、その反動によるコスト削減を余儀なくされた結果が今回の人員削減に踏み切った要因とされています。
コロナ禍で株価が急速に上昇した企業で、現在の相場環境でかなり株価を落としている企業は多くあります。Netflixもその内の1です。ただ、サービスの質などが落ち込んでいるわけではないためこの局面をいかに乗り切っていけるかが今後の成長の鍵となりそうです。
節電協力家庭に2000円分のポイント支給
空調等の利用が活発になる夏冬の電力逼迫を避けるために、電力の少量を削減した家庭には2000円分のポイントの支給が検討されています。
電力の逼迫により電気料金が上がった結果、足元の物価高と共に家計の支出が増加することを避けることが目的とされています。
5月物価上昇率2.5%
消費者物価指数が本日発表され、総合指数が前年同月比2.5%の上昇となりました。
7年ぶりに2%を上回った先月に続いての2%超となり、我々の生活にも直接的に物価の上昇を感じるようになりました。ニュースで値上げの話題が頻繁に取り扱われている中、本格的な夏シーズンを迎え電気代負担の上昇も予想されています。
インフレはお金の価値の下落を意味します。今まではそこまでのインフレを体感したことがなかった為、危機感がなかったかもしれませんが、いよいよその意味、資産運用の重要性を肌で感じる段階に入ってきたみたいです。
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