住宅ローンの団体信用生命保険とは

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チャヤ
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住宅ローンを組む際に、団信というものに加入するって聞いたけど、団信ってどういったものなのかなぁ。

団信は「団体信用生命保険」の略称で、住宅ローンを組んだ人にもしもの事があった際の「保険」なんだ。詳しく見ていくよ。

フィスタ
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団体信用生命保険について

団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んだ人にもしもの事があった場合に保険会社から保険金が支払われて、その保険金が住宅ローンの返済に充てられる保険です。

住宅ローン加入後に、加入者にもしもの事があった場合に「住宅ローンの返済ができなくなったらどうしよう」と考えたことがある方もいらっしゃるかもしれません。基本的には住宅ローンと団体信用生命保険はセットで保障期間は住宅ローン返済期間と一致する為、もしもの事があったとしても残された家族は安心して住居に住み続けることができます。

引用:りそなグループ 『団体信用生命保険(団信)とは? 費用はいくら?選ぶ際のポイントも解説!』
チャヤ
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団信は住宅ローン加入者用の生命保険みたいなものなんだね。確かに団信のおかげでもしもの際の心配はなくなるけど、「もしもの時」とは具体的にどのような場合なのだろうか。

団信の保障内容は住宅ローンを加入する際の金融機関によって異なるんだ。
次に保障内容の違いについて見ていこう。

フィスタ
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保障内容

住宅ローンを加入する金融機関によって団体信用生命保険の保障内容は異なってきます。

また、団体信用生命保険の保険料は基本的には「住宅ローン金利」に含まれていることが多く、保障内容によって住宅ローン金利に上乗せされる仕組みとなります。

例)

基本保障:住宅ローン金利 0.5%

保障を充実させた場合:住宅ローン金利 0.75%

死亡保障

団体信用生命保険の基本的な保障内容は「死亡時」に保険金が出るものです。

金融機関によってさまざまな保障オプションがありますが、基本的(最低限)な保障を考えている方は

「死亡保障(+高度障害)」となります。

この基本保障のみの場合は、ほとんどの場合住宅ローン金利への上乗せはなく既に提示された住宅ローン金利のまま保障を受けられます、

疾病保障

疾病保障付の団信を選択した場合、

「三大疾病」:がん、急性心筋梗塞、脳卒中

「八大疾病」:三大疾病、高血圧、慢性腎不全、糖尿病、慢性膵炎、肝硬変

上記いずれかに該当、所定の条件を満たした場合に保険金が支払われ住宅ローン返済に充てられます。

ここで注意していただきたい点が2点あります。

① 疾病保障付の場合、住宅ローン金利に0.2~0.3%程度上乗せされる

② 上記の疾病に患ったとしても、所定の条件(例えば60日以上労働制限が続いている場合)を満たしている必要がある

特に②のケースで上記疾病のいずれかに該当した場合でも状態によっては保険が適用されない場合もあるため、十分に注意が必要となります。

その他(がん、傷病、失業、介護)

上記の他に、以下の保障内容の団信があります。

・がん

・傷病

・失業

・介護

このように保障内容は幅広くある為、住宅ローンの条件にプラスして団体信用生命保険の保障内容等も含めて検討することをおススメします。

生命保険と団信

団体信用生命保険に加入する際に、同時に生命保険についても考えることが重要となります。

例えば、既に加入している生命保険が住宅ローンの返済用であった場合には団体信用生命保険と保障内容が重なってしまう為、支払っている保険料がムダになってしまうケースがあります。また死亡保障以外の保障を検討している場合にも団体信用生命保険と現在加入している保険の保障内容を確認することをおススメ致します。

まとめ

住宅は人生の三大支出の一つであり、多くの方が購入時に住宅ローンを組むことと思います。住宅ローンを組む際に必ずセットで団体信用生命保険についても話が必ず出てきます。住宅ローンについては複数の金融機関を比較するなど、事前に調べている方が多いように感じますが、同時に団体信用生命保険についてもその内容を理解しておくことが賢く住宅ローンを組む上で重要となってきます。

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